Q&A with Force India’s Nico Hulkenberg: 出戻りは不幸中の幸い?!

ちょっと遅くなっちゃいましたが、イギリスGP前に出た記事です。

Exclusive Q&A with Force India’s Nico Hulkenberg

Q: 小銭を大切にすればいつしか大金が集まるといいます。この諺はこれまでのあなたの2014年シーズンにぴったりの説明ではないでしょうか。表彰台はありませんが、ランキングで6位につけています。満足していますか?
ニコ・ヒュルケンベルグ: 完全にではないけど、でも、イエス。開幕からの8戦でたくさんのポジティヴな要素があった。毎レースポイントを獲得するとかね。ポイントという観点で言えば、もっと多く得られただろうと僕は思っているけど。もちろん、これまでに僕は表彰台獲得を達成していなくて、チームメイトは達成しているというのは少しフラストレーションだけど…

Q: それが気がかり?
NH: それに悩まされている、というわけじゃないけど、僕のto-doリストの中にある。もちろんそのチェックボックスに完了の印をつけたい。バーレーンでは僕にチャンスがあったと思うけど、その日僕には十分な力がなかった。そして、そうだよ、その日は本当にイライラした。でも、僕の中には”podium craze(表彰台ほしい病)”なんてないよ! (笑)

Q: 表彰台はとても近くにあるようでいてとても遠いようでもあります。どのレースでも、これがそのチャンスであるようにと祈りながら臨んでいますか?
NH: ノー。僕の頭の中に常にあり続ける考えだというわけじゃないんだ。ほんとに。どのレースにもオープンな気持ちで臨んでいるし、強迫観念には左右されないよ。手にしているパッケージと自分自身のベストを常に尽くしている。それから、どんな風に良いのかを見守るんだ。

Q: …そして、今年はレースごとに現実的なチャンスがあると信じられる、F1キャリアの中で初めての年なのではありませんか?
NH: ある程度は事実だけど、理論的には、あらゆるレースで表彰台を取るチャンスがあるとは言えないと思う。何度かチャンスはあった。バーレーンと、カナダで。僕にとっては、この2レースは手に入るうちの唯一の二つだった。僕達のパフォーマンスは依然として、トラックの特性に依存している。

Q: フェラーリに戻ったキミ・ライコネン、ロータスでのパストール・マルドナドを見ていると、フォースインディアへ復帰したことは不幸中の幸いのように思えますね。しかしオフシーズンは、有望なように思えたこれら二つのシートを失って、ローラーコースターに乗っているようなものだったでしょう。こんな打撃をどれくらいの速さで乗り越えたのですか?それとも、こんなことはF1ドライバーには日常茶飯事なのでしょうか?
NH: Ha, オフシーズンは過ぎ去ってしまったことだし、考え得るフラストレーションは全て置いてきたよ。1月になるときにはこういうことは頭の中で全て「処理済み」になって、自分の置かれた状況に集中する準備が出来るんだ。

Q: しかし、キミやパストールの今のランキングを見れば、オフシーズンのことはより楽に忘れられるのでは?
NH: 僕はとてもいい決断をしたと思っているよ。ここに戻ってこられて本当に嬉しい。実家に戻ってきたみたいな気持ちだった。このチームには素晴らしい個性と良い雰囲気があるんだ。

Q: 今の自分の状況にとても満足しているようですね。最終的な希望にはマッチしていないかもしれないけれど、差し当たっては…
NH: そうだね。僕はいま、良い場所にいるって言えると思う。自分の人生にも、パフォーマンスにも満足してる。この前の2レース(オーストリアとカナダ)は、もっとうまくやれただろうから素晴らしくはなかったけど、でもそれには理由があったから。レーシングでは、大部分が自分の手に委ねられる。ステアリングホイールを手に持っているしね。でも、それと同じくらい大きな部分があって、それは自分自身ではどうすることもできないんだ。だから、自分がやっていることに自分が満足している限り、求めている満足感を得られるんだ。

Q: しかし、優勝することが目標でしょう? それ未満でも満足できると言うなら、現実を見すぎなのでは?
NH: それはちょっと分けて考えないといけないんだ。F1は自分自身の手で全てを決められる、テニスのようなものじゃない。ここではとても多くの要素に左右される。もちろん自分の目標を持つけれど、それと同時に現実的にならなければいけないんだ。そうでなければ、調子が悪いときにそれは危険にもなりうるから。

Q: でも、それはあなたには当てはまらないでしょう?
NH: そうだよ、だってあなたが言った通り、僕はランキング6位だからね!

Q: フォースインディアはコンストラクターズで4位を守っていますね。しかしウィリアムズが危険な距離に近付いてきています。前に居続けるためにどんな準備をしますか?
NH: この先の何か月かで起こることを予測するのは難しいよ。今年のクルマはまだまだ新しいものだから、どんな開発ステップがアドバンテージを生むのに最重要なのかが予測できないんだ。オーストリアの結果を見るとウィリアムズはかなり速いように思えるけど、オーストリアはオーストリア。シルバーストンは完全に異なるタイプのトラックだから、ここでは彼らに強さがないということかもしれない。僕達には彼らと戦って、そして勝つチャンスがあると思うけど、正しい対処をしなければならない。僕達がやってはならないことは、ただ傍観してしまうことと、浮足立ってしまうことだ。

Q: チェコはこれまでで最も手ごわいチームメイトでしょうか?
NH: 僕達はお互いにハードにプッシュし合っているよ。見てわかるようにね。過去を振り返ると、ルーベンスはかなりタフな(ガレージの)お隣さんだった。でもその年は僕のルーキーシーズンだったし、彼は18年目だったから、比べるのはちょっとアンフェアかな。でも、チェコと僕は同じレベルのF1経験を持っている。彼の前にいるために、自分のベストの力を常に出せないといけないんだ。全体的には、僕達はとてもうまく働いていると言えると思う。

Q: チェコはタイヤに優しいことで有名です。少なくともどちらかを上位に送り込むために、チームは二人のドライバーで完全に異なるストラテジーを実行できるのではありませんか。
NH: これまでのレースを見てみると、最適な戦略は二人とも同じだったことがわかると思う。僕達二人にどんな違いがあったとしてもね。少なくとも直近の2レース(オーストリアとカナダ)では、僕よりも彼の方がちょっとうまくいっていたけれど、今シーズンはまだまだ長いさ。

Q: シルバーストンでの大きなアップデートはありますか?
NH: 小さなものをいくつかね。それ以上のアップデートは進行中で、この先の何レースかで投入される予定だ。

Q: フォースインディアに合わないトラックがいくつかありました。理由を説明できますか?
NH: 低速コーナーが僕達にはとても合うと思う。バーレーンはそれの良い例だね。僕達のクルマはバーレーンではとても強かった。低速のコーナーやアングルがたくさんあって。だから、そういうタイプのトラックは僕達には合っているんだ。シルバーストンは高速コーナーがあって、かなり違う。だから今週末は僕達にとっては少しハードなものになるかもしれない。でも、静観してみよう。もちろんアブダビまで待つ必要はないけれど。それまでの間にも、僕達に合うトラックはあるし、最初は合わないと思ったのにいい結果が出せているトラックもたくさんあるんだ。僕達は、一発のシングルラップでは最速じゃなくても、レースディスタンスになるとタイヤマネジメントに長けている。予選でベストの結果を出せなくてもいい日曜日にはできるんだ。オーストリアでチェコが見せてくれたように。

Q: それでは、シルバーストンでは?表彰台を狙いに行きますか?
NH: Ah, ここでうまくやれたらファンタスティックだろうな。石を投げたら届くくらいのところにファクトリーがあるんだよ。

Q: でも、話してくれたように高速コーナーが立ちはだかるでしょう?
NH: 僕達はどんなことに対してもオープンだよ。(笑) いつも通りね。

Q: 今週末、そしてドイツとハンガリーに向けての展望は?
NH: 日曜日は、5位あたりでフィニッシュしたいかな。その先のレースは、足元を見て一生懸命に頑張る。格好悪く聞こえるかもしれないけど、うまくいくための唯一の方法だ。

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fumi について

female / Sapporo, Japan / Big fan of Kimi Raikkonen / other favs: Seb Vettel, Nico Britney Rosberg, Fernando Alonso
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